推しがピューロに呼ばれてしまったヲタクのブログ。

推しがピューロ俳優になってしまった話を延々とします。

【5年前】「ミュージカルテニスの王子様 青学VS不動峰」香港公演のための遠征<後編>【2015年】

後編。
さて、英語が通じない人間が日本語が通じない香港に降り立ちました。
ちなみにwifi借りてないから携帯も使えないよ!絶望的だね!ニコッ!

空港内の表示は繁体字だから雰囲気でどーにかなりました。
で、着陸からマチネ開演時間まで2時間くらいはあるはずで、これもまー余裕なはず。
とりあえず劇場に移動しようと思い地下鉄に。

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これは香港の地下鉄路線図です。
目的地は紅…紅…読めないけど図のGOALのところです。
路線図を見るかぎり香港(ここが空港)から黄色の線にのって南昌で紫の線に乗り換えたらいけるはず。
さっそく向かおーと思ってまずは切符を。

切符売り場の路線図にもちゃんと紅…紅…紅ナントカの駅名がのってて。
なのにそこまでの切符が売ってない。
おいおい空港脱出からすでに試されてるのか?帰りたい…とゆー万感の思いを胸にインフォメーションへ。
わたしが路線図を片手に紅ryに行きたい旨日本語で伝えると相手は中国語 で対応(当たり前)で何言ってるかさっぱりわからず。
やたらバス!バス!って言ってて、あと切符を出されてこれで九龍に行けと。
この切符代が香港ではじめて使うお金だったから両替したお札をひろげてまごついてたら必要料金分さっさと取っていかれました。
多めに取ってナイナイされてても分からない。
あと乗り換えは南昌なんだから九龍で降りても意味なくない??と思ったけどラチがあかないからとりあえず地下鉄へ乗りました。 超いきあたりばったり。
さて、どーしよーかなあと絶望してたとき隣に座ってるおb…お姉さんが西村京太郎の小説を読んでることに気づく。
に、日本人のお姉さん~~~~~~!!!!!秒で話しかけるわたし。

で、紅ryまで行きたいんだけど九龍を案内された旨をかいつまんで話したら、そのお姉さんは香港には慣れてるらしく今回も香港在住の日本人の友達に会うために来たとのことで、それたぶん九龍まで行ったほーがいーよって。九龍の駅に友達が迎えに来てくれてる、その友達のほーがよく知ってるから聞いてあげる。とりあえず九龍まで行こう、と。

 

あ、路線図にマークするの忘れたけど九龍はオレンジの線の香港から1駅のとこね。


で、もー誰も信じれなくなってたから本当かよ?と思ったけどとりあえず言うとーりにするしかなく。
まぁ九龍も南昌に行く途中だしどーにか行けるだろ、と。
何もできないくせに無駄に大船に乗り込む。
で、九龍でお姉さんのお友達と対面。
事情を話したら紅ryまではバスが出てるからそれに乗るといーよ!ちなみに無料だよって。
お、お姉さん~~~~~~!!!!仏かな!?仏だったのかな!?!?!?
バスたくさんあったけど乗るべきバスを見つけてくれて見送ってくれた。
このお姉さんがいなかったらわたしはたぶん劇場に着くことができなかったと本当に思ってて、このお姉さんはわたしの2015年恩人オブザイヤーに輝いてます。
本当にありがとうお姉さん。西村京太郎を読んでてくれてありがとう。
ちなみに九龍に来てたお姉さんのお友達、男性だったんだけど二人はどーゆー関係なんだろう、などと下世話なことも考えましたww
そして九龍から紅ryに行くバス。けっこーな大型バスなのに乗ってるのはわたし含め数人。
こんな大型で利用者の少ないバスを無料で走らせれるって香港経済どーなってんだろうと思いながら運転の荒さにびびりまくってました。
いや本当に免許とって半年のDQNの運転よりも怖かった。
あと運転の荒さもさることながら車の間を縫って進んでいくバイク、自転車、歩行者もこわかった。車道と歩道の概念がない。
今度は事故って紅ryに到着できない可能性を考えはじめたけど奇跡的に事故らずに到着しました。ほんとにこわかった…。
で、紅ryに着いた時点ですでにマチネが開演して15分ほどすぎた時間。
あー間に合わなかったなあ…と思いながらこの頃はまだそれほど公演に思いいれもなかったので遅刻で入るの嫌だし2幕から見れば良いやと思って、劇場は駅から徒歩5分くらいなので時間つぶしがてら紅ryの駅をちょっと歩いてみました。
わりと大きい駅で新しいのかな?さっきの九龍よりキレイだった。

 

公演のことは割愛。

 

ソワレが終わって午後9時前ごろ。
ちなみにお金使うのは交通費くらいの予定だったから1万くらいしか両替してなかったんだけど、うっかりお写真を買ってしまって所持金がだいぶ減ってました。
観光も特に求めてないから(行きしのバスで町並み見ただけで満足)さっさと空港に戻ろーと思って、行きしに来たのと同じ戻り方(無料バス)で戻ろうと思うも、バスが…バスが…ど、どれか分からない…。
ここっぽいな?と思うところで待っててもバスは来るけどなんか違うっぽい…。
雨まで降ってきて泣きました一人で。広いユーラシア大陸で迷子になってしまった、どーしよう、と。
てゆか行きしがトントン拍子に来れたのと公演が楽しすぎたから本来の予定だった地下鉄で戻る方法はすっかり失念してました。ばかじゃん。
とにかくバスはどーも無理。間違えて乗って知らない場所なんかに行ってしまっては大変。もータクシーで九龍に向かおうと思って。
所持金が心もとなかったのでタクシーの運転手にクレカを見せて「カードOK?」ってきーたらOK!ってゆってくれたから安心しました。
乗ってる最中、日本から来たの?日本語ちょっと分かるよ!本読んで勉強してる!って本を見せてくれたんですがそれがwindows2007のカタログだったので反応に困りました。
どっから入手したんだよ?
なんやかんやで九龍の駅に。やれやれと思ってカードを出したらここに来てカードNO!って言われて死にたくなりましたよね。
いやいや、カード使えるって言ってたじゃん!恐ろしい解釈違いだよ!
仕方ないから手持ちの現金を広げたらこれとこれとこれとって代金分のお札を抜かれました。
これボられててもわからんよなーと思いながらも言葉が通じないからしかたがない。
日本語はぜひwindowsのカタログじゃなくてしかるべき本で勉強してください。

とかエラソーに言ってるけど体感けっこーな距離を乗った気がするので、果たしてお金は本当に足りていたのか、もしかして足りてなかったんじゃないか、今となってはもーわからない。

まーなんだかんだありながら九龍にはたどり着けたからあとは空港行きの電車に乗るだけ。
早く帰りたい…と思いながら(関空のころからずっと思ってた)香港空港行きの切符を買おーと思った、ら、どーやらお金が足りないっぽい。
さっきのタクシーでカード切れなかったから…!
香港で何回も泣きたくなったけどこのときが一番泣きたかった。とゆーか、さすがにどーしよう…とあせったし日本人を探したよね。黄色人種だから誰が日本人かまったく分からなかったけど。
でもさすがに大きい駅だけあってインフォメーションカウンター的なのを発見。
お姉さんに泣きついたらICカード的なのならクレジット決済できるよ!って。
よ、よかった~~~~~~~!!!!!!!
クレカとゆー文明に感謝しながら無事に空港までたどりつくことができました。
本当によかった…。

 

空港についた時間は覚えてないけど帰りは深夜1時ぐらいの便。
余ったお金を日本円に替えて(数百円しか戻らなかった)持ってきてた本を読んだりしてたけど、これまでの不安から開放されたこともあってとにかく空腹で死んでた。
隣のベンチの人が食べてたトンガリコーンがすんごいおいしそーで、この時は日本に帰って食べたいもの1位はトンガリコーンでした。
中国のものは口に入れたくないってゆー信念が揺らぎそーになったけど、パッケージが中国語表記だったから自制心のほーが勝ちました。
この自制心、他の場所でも発揮してほしーものです。
チケットとかチケットとかチケットとかを買う前とかに…。

帰りは1時間半くらい遅れてたのかな?けっこー待った印象。
携帯使えないし本も飽きたしで待ってる間に荷物かかえこんでうとうとしてた…あっぶね。
飛行機の中は爆睡。
日本に戻ったら日曜のさわやかな晴れの朝でしたただいま日本わたしは日本が大好きだ!!!
その後空港で歯を磨いて朝ごはんをたらふく食べて帰宅。
お化粧落としてなかったから(中国の水で顔を洗いたくなかった)早くお風呂に入りたかった。

そんなこんなな香港0泊2日遠征でした。
行ってみて思ったことは、行ってみれば案外行けるなー…ではなく!!!今回は奇跡的に帰ってこれたけどそれは運がよかっただけで、もー二度と行けないな、と。
すべてが綱渡りすぎてどこかでミスって大陸で大迷子になってもおかしくなかった。
下調べ不足とか色々反省点はあるけど一人で海外遠征はわたしはできないと分かりました。
もー二度と無理!!!でも公演は楽しかったから行ってよかった!!!

以上。
人生経験としては良かったかな、と、これも無事に帰ってこれたから言えること。
ちなみに英語も中国語もできないわたしは海外でもほとんど日本語で通しました。
あっちに理解してもらうスタイル。